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【特別展「黒田泰蔵」】動画公開のお知らせ 対談「黒田泰蔵の白磁を語る」(後半)
2021.05.28

特別展「黒田泰蔵」関連プログラムとして、安來正博氏(国立国際美術館上席研究員)と当館館長との対談「黒田泰蔵の白磁を語る」を実施いたしました。

この様子を全2回の動画で公開いたします。

後半は、黒田泰蔵のアトリエに併設された安藤忠雄設計のギャラリー「水の展示室」について、館長がお伺いした際の印象からはじまり、図録に掲載された「円筒について」の解釈や、大阪市立東洋陶磁美術館で現代作品の展示をする意義について対話を展開します。

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黒田泰蔵(1946-2021)が「轆轤成形、うつわ、単色」という条件のもと、白磁の作品を発表するようになるのは1992年からです。うつわというかたちを取りながら、実用とは異なるアプローチで現代的な表現を試みている黒田の作品について、国立国際美術館の安來正博氏をお招きし、その魅力を語り合います。

安來正博氏は、2003年に国立国際美術館で開催された展覧会「大地の芸術 クレイワーク新世紀」を担当され、現代美術における素材としての土や、土による表現の可能性について考察してこられました。また、2018年には日本の80年代美術を振り返る展覧会「ニュー・ウェイブ 現代美術の80年代」を企画されており、いわば黒田が白磁にいたるまでの同時代美術の動向に広く見識をお持ちです。安來氏と当館館長との対談により、陶芸の文脈にとどまらない黒田作品の捉え方を考えたいと思います。

 

>>対談「黒田泰蔵の白磁を語る」(前半)

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特別展「黒田泰蔵」関連プログラム

クリエイティブアイランド中之島・エクスチェンジ企画

対談「黒田泰蔵の白磁を語る」(全2回)

出 演:安來正博(国立国際美術館上席研究員)

出川哲朗(大阪市立東洋陶磁美術館館長)

撮影・編集:Ufer! Art Documentary

主催:大阪市立東洋陶磁美術館、クリエイティブアイランド中之島実行委員会

大阪市立東洋陶磁美術館

特別展「黒田泰蔵」

主催:大阪市立東洋陶磁美術館

協賛:イセ文化財団

協力:(株)タイゾウ

会期:2020年11月21日(土)〜2021年7月25日(日)

The Museum of Oriental Ceramics, Osaka

Special Exhibition “Kuroda Taizo”

Organized by: The Museum of Oriental Ceramics, Osaka

Sponsored by: Ise Foundation

With the cooperation of: Co. TAIZO

Dates: November 21, 2020–July 25, 2021

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