青磁象嵌蓮唐草文鶴首瓶 高麗時代・12世紀世紀後半-13世紀前半 大阪市立東洋陶磁美術館蔵
写真:六田知弘
写真「蓮花」:六田知弘
鶴のような細長い頸のついた瓶を、日本では鶴首瓶とよぶ。
本作は、満開の蓮花4輪を中心とする蓮唐草文が胴部にほどこされ、細い線で花脈や葉脈を表現するなど、全体的に丁寧な仕上げとなっている。
しかも、文様の背景部分を削り落とし、そこに白土を埋め込む逆象嵌という特殊な技法が使われた、貴重な作例である。
こうした鶴首瓶が仏教儀式のなかでも使われたに違いない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
>>特別展「高麗青磁-ヒスイのきらめき」 (開催期間:2018年9月1日~11月25日)
>>割引券(特別展「高麗青磁-ヒスイのきらめき」)
>>音声ガイド
>>11月25日 大阪マラソン2018の開催にともなう交通規制について
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(過去の記事)
担当学芸員おすすめの作品解説