<TOPICS>高麗青磁展:タコが見つけた高麗青磁
2015.10.03

大阪市立東洋陶磁美術館では、平成27年11月23日(月・祝)まで、特別展「新発見の高麗青磁-韓国水中考古学成果展」を開催しています。

タコ漁の最中にタコの吸盤にくっついて引き揚げられた高麗青磁碗。

タコ

足の長いタコは干潟地に生息する韓国西海岸地方の名物です。このタコは、ザザエの殻のなかに卵を産みつけ、近くの適当なもので蓋をする習性があるらしいです。泰安郡竹島沖では、蓋にしようと青磁の碗を吸盤で吸い付けたタコが(写真)、そのままの状態で網にかかりました。これが、約2万4000点もの青磁を積んだ泰安船の引き揚げという、考古学上の一大発見に結びついたのです。

写真提供:韓国国立海洋文化財研究所

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